Neuro-musculoskeletal modeling reveals muscle-level neural dynamics of adaptive learning in sensorimotor cortex|bioRxiv(2024)
Q.予測誤差はどの脳領域で見られるのか?
Q.その予測誤差はどの座標系なのか?
感覚なのか運動なのか
運動でも、個々筋肉の収縮なのか、実際にスティックに加えられる力の強さなのか
行動のモデルを介した神経活動の推測
joystickを操作して報酬がもらえる位置に動かす
通常時は引っ張るだけで報酬がもらえる
セッションは通常75 trial→摂動150trial→通常(Washout)75trial
結果
Joystickの軌道は、摂動条件で力の方向に流され、Washoutで反対方向に軌道がそれた。
この差分を定量化すると、特に条件が変化した直後に大きく、徐々に修正されていた。
Naa_tsure.icon軌道にFitさせるようにパラメータを探索してるっぽい
このフィットさせたモデルから神経活動(予測誤差と制御シグナル)の予測が計算できる。
Naa_tsure.iconこれはTrial間レベルでの更新をモデル化している。このTrialの短さだとOnlineLearningは少ない?
全細胞の神経活動をPSTHで摂動が与えられるタイミングで合わせると、S1/M1ともに特に条件が変化した直後に通常時と比較して大きな応答が見られた またEpoch間の神経ダイナミクスの変化を見るために、CEBRAで次元削減してこれの変化を調べた これはCEBRAのTimeを使っている(行動は含まない)
次にEpoch間におけるこの低次元の神経ダイナミクスの変化を調べると、S1で条件が変化した直後で通常時(baseline)と異なるダイナミクスが見られた。
一方でM1では大きな変化は見られなかった。
ここではCEBRAのBehaviorを使っている
Naa_tsure.icon行動が変化しているのに神経ダイナミクスに大きな変化が見られないのは面白いけど不思議。摂動に対する修正はM1で表現されていないのか?
Naa_tsure.iconこのFig3-e.のChanges in consistencyというのが厄介だけどおそらく下記の感じ
EpochごとにCEBRAでTrial中の神経活動(2 s)を次元削減(32 dim)
この時点で32次元の空間に2 sを分割したbinの数だけの点がある(平均埋め込み)
この点を使って他のEpochにおける同様の点を線型回帰で予測する(相互線型回帰)
この予測におけるR^2値を両方向で平均し、神経ダイナミクスの一貫性を評価する
Naa_tsure.icon線形で予測できないような変化を示すなら、それは神経ダイナミクスがEpoch間で一貫していないと判断するってことだと思う
マウスにおいては、EMGsと相関する神経活動は見つかっているが、高次低次までは不明 Naa_tsure.icon受動的な姿勢変化に関しては、高次の表現が見つかっている
筋骨格モデルを使うことでマウスの52の筋肉の活動を推測できる
マウスは小さいので直接EMGsでこれらの計測するのは難しい
手順
S1, M1ともに高次、低次の特徴に応答する細胞がいる
S1でも制御信号に相関する細胞がいるし、M1にもjoint angleに相関する細胞がいる
Naa_tsure.iconどのレベルでの学習が起こるのかが気になる
Trial内でのOnline Learning
腕を動かしている途中に軌道修正
Trial間での補正
前回のエラーをもとに今回の腕の軌道を修正
日をまたいだ補正
今回はこれの解析は行っていない
Naa_tsure.iconマウスが報酬を得られたのが65%なのは気になる
計測している位置が広かったりするから、それによる輝度変化の潰れみたいなのを解消しようとしてる?